こんにちは!
ヨーロッパで航空機事故と言えば「テネリフェの悲劇」を浮かべる人が多く、今年は事故からちょうど40年経ちメディアでも取り上げられていました。
スペイン領カナリア諸島で起きた事故は583名の犠牲者を出した航空史上最悪の事故です。
オランダのスキポール空港を出たKLM航空機と、LAXを出たパンアメリカン航空機。最終目的地のカナリア空港がテロ予告の為閉鎖になり、近隣のロスディオス空港にダイバートされました。そのため滑走路が1本しかない小さな空港内は他の飛行機で大混雑。
KLM機が離陸しようとスロットルを上げた瞬間、濃霧の中に同じ滑走路反対側から進入してくるパンアメリカンが見え、速度を上げ上昇して避けようとしましたがお互い回避できずに最悪の事故になってしまいました。
離陸許可が出ないのに、離陸しようとした機長を止める事のできなかった社内体制が批判されていました。羽田沖墜落事故もそのあと体制が変わりましたが、40年前にも似たような事例があったなんて。
死者数583名、生存者乗客54名、乗員7名。